はいども、ギターのMASAです。
今回は、前回ご紹介した♯♭の使い分け方の例外というか補足をしようと思います。
↓前回の記事
前回は、そもそも黒鍵を♯♭で表す理由と
♯♭の使い分け方をご紹介したんですが…
「シャフラ」とか「フラシャ」とか造語全開でしたが、どうでしたか。わかりました?
ちなみに、ボーカルYATCHに感想を聞いたところ「よく分からなかった」そうです。作り直そかな…笑。
というわけで、今回は分かりやすさに注力してやっていこうと思います。
(※「シャフラ」や「フラシャ」については前回の記事参照)
では、いきましょう。
今回は♯♭の使い分け方の例外についてです。
例外は、白鍵と黒鍵のスケールにそれぞれ2つずつあります。
では、まず白鍵のスケールからいきましょう。
白鍵のスケールの例外
白鍵の方は、めっちゃ簡単です。ドのM(メジャー)スケールとラのm(マイナー)スケールの2つです。
ドのMスケールの場合
まず、ドのMスケール(の1オクターブ)を図にしてみます。
そう、ドレミファソラシドです。おそらく世界一有名なスケールですよね。
見ての通りスケール内に黒鍵が出てきません。
なので、シャフラは無視で大丈夫。
ラのmスケールの場合
つぎに、ラのmスケール(の1オクターブ)を図にしてみます。
こちらも、スケール内に黒鍵が出ません。なので、ドのMスケールと同じようにフラシャは無視で大丈夫です。
シャフラやフラシャは、あくまでスケールに出てくる黒鍵が♯なのか♭なのかの判別方法なので、黒鍵が出てこないこの2つのスケールはスルーして大丈夫です。
めっちゃ簡単ですよね。
黒鍵のスケールの例外
はい、お次は黒鍵のスケールの例外です。
黒鍵の方は、ちょいと曲者。ファ♯のM(メジャー)スケールとミ♭のm(マイナー)スケールの2つです。
ファ♯のMスケールの場合
まず、ファ♯のMスケール(1オク)を図にします。
Mスケールは「シャフラ、ファ逆」でした。なので、ファ♯のMスケールに出てくる黒鍵は全部♯です。
それを踏まえて音名を並べると…
ファ♯ ソ♯ ラ♯ シ ド♯ レ♯ ファ ファ♯
ほら!
ファとファ♯の音名が被っちゃってますよね。ちゃんと黒鍵を♯で表しているのに。
さて、これはどうすればいいかというと、「ファ」を♯で表すんです。
なんと、「ファ」は黒鍵じゃないのに、辻褄を合わせるために白鍵を♯で表すんです。例外的に。
こんな感じでファをミ♯と表します。
よって
ファ♯ ソ♯ ラ♯ シ ド♯ レ♯ ミ♯ ファ♯
こうなります。ちょいと難しいですよね。
ミ♭のmスケールの場合
お次は、ミ♭です。ミ♭のmスケール(1オク)を図にします。
mスケールは「フラシャ、ミシ逆」でした。なので、ミ♭のmスケールに出てくる黒鍵は全部♭です。
それを踏まえて音名を並べると…
ミ♭ ファ ソ♭ ラ♭ シ♭ シ レ♭ ミ♭
ほら、シ♭とシの音名が被っています。
これも、ファ♯のMスケールと同じパターンです。
これは、白鍵の「シ」を♭で表すんです。辻褄合わせで。
こんな感じでシをド♭と表すんです。
よって
ミ♭ ファ ソ♭ ラ♭ シ♭ ド♭ レ♭ ミ♭
こうなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、♯♭の使い分け方の例外をわかりやすさを意識して書いてみました。
一応、おさらいしときますね。
ざっくりまとめると…
白鍵のスケールの例外は、黒鍵が出てこないやつが2つ
黒鍵のスケールの例外は、白鍵に♯♭をつけるやつが2つ
という話でした。
わかりましたかね?自分では分かるんですが笑。
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